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【哲学カフェ】#03「LINE上のコミュニケーション」振り返り

 

 

2018/03/16個人カフェ振り返り

LINE上のコミュニケーション」

 

 先日は個人カフェに参加して頂きありがとうございました。LINEを使用する上で、個人がどんな点に意識を払っているのかを共有することができ、有意義な話し合いになりました。対話のなかで挙げられた話題を簡単にですがまとめさせて頂きました。

 

 

⑴既読について

 真っ先に「既読」「返信」に関する話題が挙がりました。既読無視という言葉があります。既読をつけているにも関わらず、返信をしない状態を指しているのですが、既読をつけてから返信するまでのラグには幅があって、「既読からどれくらいの時間が経つと人は既読無視と感じるのか」が話し合いの出発点に。本人には無視をする意図がなかったり、未読スルーの方により強い違和感を覚える人がいたりと様々な意見が出ました。

 

Aさん

・無視には二種類ある。うっかり無視と意図的無視。うっかり無視は返信はできないがメッセージの内容を確認したいときに既読にして、そののまま忘れてしまうことが多い。

・既読無視の判断基準は時間ではなく回数。既読がついてどれくらい時間が経ったかでそれを既読無視とみなすのではなく、既読無視をその相手から何回されるかという回数で判断している。

 

Bさん

・既読無視の方が未読無視よりも「見た」という意思表示になるので返信するかしないかは別として基本的には既読をつける。

 

CさんDさん

・すぐに返信できないのなら既読をつけない。既読をつけてから返信するまでのタイムラグをできるだけ無くしたい。

スマホを触れる状態ならば返信が来たらすぐに返す。一旦置いておく理由がない。

 

Eさん

・相手を急かしている印象を与える可能性があるので返信の早さ。(既読の早さ)は意識する。

 

 

 

 

 

 

⑵顔文字絵文字論

 テーマ文でも触れたように、メッセージの文面において私たちは語尾などに絵文字や顔文字、(笑)などを添えることがあります。そこには、各人ごとの理由や基準があり、それについても話し合いました。「wの数で意味の違いが生まれる」などの界隈に通じているからこその知識や、(笑)とwの使い分けマイルールなど、とても興味深い話し合いになりました。

 

Bさん

・基本的には絵文字顔文字は使わない。?!オンリー。機種によって化けてしまうこともあるので。

 

Aさん

・顔文字は横長では探すのが面倒臭い。

・相手に合わせる(相手が絵文字使いなら絵文字を、顔文字使いなら顔文字を)

・履歴から使うことがほとんど。

 

Eさん

・笑いの種類は大きく分けて3つ。笑、(笑)、w

wの数でも意味が変わってくる。www www

w全角は普通の笑い。半角はウザさ。

・おじさんくさい顔文字や出会い厨くさい顔文字は使わない。特殊顔文字は使う。

 

Cさん

・表現の幅を狭めるために自分で決めた3種類顔文字しか使わない。

 

Dさん

・ちょうどいい絵文字は「天使がにっこりしているやつ」。好意を含めた諸々の感情に対応できる。

・顔文字絵文字はLINEの冷たい感じを消してくれるもの。

wは使いたくない。匿名感がないと使えない。ネット文化を日常生活に持ち込みたくない。

・顔文字は古臭い。

スラングは他のコミュニティで使うのはよろしくない。

 

LINEはリアルなモノ?

 ある方から「LINEは実名&実写真でやるべき」という意見が出ました。そこから、LINEとは、リアルな人間関係に即したfacebook的な存在なのか、それともtwitterアカウント的存在なのか、その二面性について話し合いました。実感としては、LINEは本人性と強く結びついている感じがしますが、しかしアカウントのレイアウトは個人の趣味によって多種多様(アニメアイコンだったり、あだ名だったり)で、またfacebookのような友達の友達的な広がりもありませんし、その両面性を感じることができ、個人的にはとても良い話題であったと思います。スマホ以前に携帯電話を長く使用していた世代にとってはメールアドレスの延長線上にLINEを位置づけている気もしますし、現実の人間関係を広げていくための名刺のように感じている人もいるでしょう。その一方で、知り合い同士、「わかる」人とだけ連絡を取り合うことができれば良いと考えている人もいました。

 

Bさん

・誰が誰なのか分からず、現実的な事務処理に困ることがあるので、プロフィールは実名&本人の顔写真を設定してほしい。

Twitterとは異なり、複数アカウントが作れない。

 

Eさん

・恥かしいから本名は出さない。

・飽き性なのでプロフィールのアイコン、ヘッダー、一言はけっこう変える。

  • 自分のページの世界観を大切にしている。

 

Aさん

・猫のアイコン画像は適当で適度。

 

Dさん

プロフィール画像は自分の趣味の画像。誰かと話すきっかけにもなるかもしれない。

・本名を使っておけばそのほかのプロフ情報は自由なのでは?

・一言欄を更新するとかまってちゃんだと思われる。

 

 

 

 

 

⑷スタンプ

 皆さんは普段どんなスタンプを使いますか?公式スタンプ、クリエイターズスタンプ、企業コラボスタンプいろいろあります。

 

Eさん

・スタンプは買わない。アカウントが消えたときに残らないし、人に送るモノに金をかけたくないから。データに課金する人の気持ちがわからない。

・でも、LINEカメラには課金してしまう。

 

Dさん

・無料のスタンプを送るのは相手に失礼なのでは?

・今までは無料スタンプしか送られてこなかったのに、有料スタンプを送られるようになると、その人との距離感が縮まったのではと思うことがある。

 

Cさん

・お互いに共有しているコンテンツならば有料のスタンプを送る。共有していなければ個性の押し付けになる可能性があるので送らない。

 

Fさん

・無料のスタンプの方が、卒がなくて良い。

・無料のスタンプの中でセンスの良いものを選び、個性を出す。

 

 

 

 

 

 

⑸気持ちの推し量りあい

 既読のタイミングや返信の速度、文章量やメッセージのノリなど。私たちはお互いに、それらから相手の気持ちをリアルタイムで汲み取り、それに準じた振る舞いをするように心がけていることが分かりました。それは、実際に対面した時の人間関係によく似ていると感じます。ある方が冒頭のブレストでも、「メールとLINEの違い」というキーワードを挙げてくれましたが、LINEのそのような「推し量りあい」は、「頭で考える」よりも「身体で感じ取る」もののように思えます。メールやお手紙、はたまたレポートなどの「頭で考えて書く」文章よりも、LINEは「フィジカルな言葉」な気がするのです。「フィジカルに話す」ことが苦手な人って少なくない気がします。

 

個人ライン

Eさん

・返信速度や文章量、は相手に合わせる。

・疑問形を送ると回答待ちになってしまうので気をつける時がある。

 

グループライン

Eさん

・グループLINEの中では言及せず、襖から覗くように様子を見る。

Bさん

・グループLINEに投下された質問に対して誰も反応がないと気持ちが悪い。

・無関係でも無関係だということを返信する。

Dさん

・誰かしらが反応するだろうと思って投下する内容は大体返信されない。